高齢になると、病気になりがちだったり足腰が弱くなったりするために、日常生活を自分一人で送ることが難しいこともあります。老後の生活のことを不安に思っている人は決して少なくありません。独身であれば一人で生活することになるでしょうから、孤独死するのではないかという不安にさいなまれる人もいるはずです。そう言う人は、高齢者向けシェアハウスに入居することを考えてみると良いのではありませんか。孤独死の心配がなく、楽しく暮らせるはずです。

家賃が安いから入居しやすい

老後の資金をあまり用意していなかったと言う人は、とても多いのではありませんか。今住んでいる賃貸の部屋の家賃だけでも生活を圧迫している人もいるかもしれません。少しでも安いところで暮らしたいと思っている人こそ、高齢者向けシェアハウスがピッタリです。高齢者向けシェアハウスであれば、賃貸アパートやマンションなどと比べても家賃が安くなっているからです。自分の家を持っている人もいますが、この場合はメンテナンスは自分で全部やらないといけないのでお金がかかることだってあります。

しかし、高齢者向けシェアハウスの場合は月々の家賃の中に修繕費なども含まれていますし、それでも安くて済みますから、ここなら老後も安心して暮らすことができるかもしれません。介護施設ではありませんから、介護費用などを負担する必要もありませんので有料老人ホームなどの施設と比べてみても、家賃負担が軽いので年金生活者も安心です。

みんなと生活するから楽しい

独身で老後を迎えると、人と話す機会が少ないために、寂しく感じることが多いかもしれません。しかし、高齢者向けシェアハウスであれば他の入居者とコミュニケーションを取ることができますので、毎日楽しく生活することができます。通常のシェアハウスでもそうですが、高齢者向けシェアハウスにも共同スペースがあります。リビングやお風呂やトイレ、台所などはみんなで一緒に使いますから他の入居者と接する機会が多いです。

そして部屋に帰れば一人の時間を過ごすことができます。プライベートがないと言うわけではなく、誰かと一緒に話をしたい時だけ同じ時間を過ごすことができて良いかもしれません。高齢になると力が衰えてきたりしますので、他の入居者の力を借りることができると助かる場面が多々あるかもしれません。女性が一人暮らしをしていると、防犯上あまり良くないのではと思うこともあるでしょう。高齢者向けシェアハウスならそう言う心配もありません。

みんなで生活するからルールを守ろう

もちろん、自分が住んでいる地域のルールを守ることは重要です。それは、高齢者向けシェアハウスにも全く同じことが言えます。台所をみんなで共同で使うとは言え、一人一人の味の好みは違うかもしれません。共同で利用するとは言え、各々で食事をした方が良いこともあります。お風呂も共同で使いますので、お風呂の時間を決めておくことも重要です。

というのも、自分で自由にいつでも入れるというわけではありません。他の入居者と誰がいつお風呂に入るのか、時間割を決めておくと良いでしょう。話し合いが難航した場合は、シェアハウスのスタッフが仲介する必要があるかもしれません。決められたルールには、きちんと従ってください。みんなで快適に楽しく生活するためには、ルールを守ることは必要不可欠なことです。一人でもルールを破る人が出てしまうと、高齢者向けシェアハウス内の空気も悪くなるでしょう。周りに迷惑をかけないように気を付けてください。

一緒に生活することが安否確認になる

老後を独身で迎えたこともあって、一人暮らしをしてしまうと体調が悪くなっても誰にも気付いてもらえないことがあります。救急車を呼びたくても自分では呼ぶことができない状態になり、そのまま孤独死することだってあるかもしれません。それを避けるためにも、高齢者向けシェアハウスに入居してみませんか。そもそもシェアハウスは共同利用するスペースが多いです。自室が設けられてはいるものの、毎日必ず使用するトイレやお風呂、台所などは共同です。

これらを使用する際に、他の入居者と顔を合わせることになるでしょう。そうやってお互いの安否確認をすることができます。もしも、誰かが急に顔を見せなくなったとしたら、おかしいと思ってその入居者の部屋を訪ねてくれるでしょう。体調が悪くなって部屋から出られなくなっていれば、すぐに救急車を誰かが呼んでくれるはずです。ただ楽しく他の入居者と過ごすだけではなく、安全に生活することができるはずです。

まとめ

老後を一人で生活するとなると、不安なことがたくさんありませんか。今や独身で老後を迎える人は少なくありません。配偶者に先立たれてしまう人もたくさんいます。高齢者向けシェアハウスに入居すれば、同年代の人たちと楽しく毎日生活することができます。家賃が安い分、手厚い介護などを受けることはできませんが、他の入居者とコミュニケーションを取ることができて楽しいでしょう。自分の身に異変が起こっても、すぐに見つけてもらえれば一命をとりとめることもできます。